山留とは山留めとは、地下構造物、埋設物等の施工中、掘削の側面を保護して周囲地盤の崩壊や土砂の流出を防止する行為です。土木建築の業界特有の言い回しで、土砂が崩れる事故のことを「ヤマがきた」といいます。土砂が崩れ落ちてくる様は、さながら山がこちらへ向かってくるように見えることからそう呼ばれています。このような土砂が崩壊しないよう、安全な状態に留めておくことを山留と呼ぶのです。 弊社は、創業当時からこの山留工事に重きを置いて事業を行って参りました。山留工事は一見目立たず、必ずしも派手な仕事ではないのかも知れません。あらゆる工事の中でも専門性が高く、なおかつ工法の選定が重要で、何通りもの工法を組み合わせ、敷地条件、安全性、経済性、施工性を考え総合的に判断する必要があります。ただ一言に「土砂の流出の防止」といえども、そこにはたくさんのドラマがあるのです。私たちはそんな縁の下の力持ちであることに誇りを持っております。